『柊の日』に生まれた青年・エイジは、島の村長に育てられ何不自由のない生活を送ってきたが、突然、村長の座を引き継ぐため、今年の誕生日に結婚をすることになった。
花嫁候補は、男勝りの仁科九月（にしな・くがつ）、毒舌家の金持ち神楽坂小鮎（かぐらざか・こあゆ）の二人。
ところが、その矢先に謎の少女「雪花」や、自称科学者の「美由奈」、神楽坂家の次女「小夜美」…が次々とエイジの元へ!?期限は残り二週間。
　エイジは果たして誰を花嫁として迎えるのか、あるいは独身のまま島暮らしを謳歌するのか…、はたまた…?

それはある村で紡がれた小さな叙情詩…柊の日に生まれた青年・エイジ。
いくつかの小さな島で形成された村にエイジは住んでいた。
エイジはブラブラといい加減な毎日を繰り返していたが、ある日、育ての親である村長から重大な話を告げられる。
それは簡潔に言えば「今年の柊の日に誰かと結婚しなければならない」ということだった。
花嫁候補に挙がったのは、男勝りの仁科九月（にしなくがつ）と、毒舌家の金持ちである、神楽坂小鮎（かぐらざかこあゆ）の二人。
また、時を同じくして、海岸に雪花（せつか）という名の赤羽の民が漂着する。
さて、今年の柊の日まであと二週間。
エイジは果たして誰と結婚する事になるのか、それとも念願（？）の独身貴族を続けられるのか・・・