俺は洋一、海原学園の2年生だ。
未だ彼女はいない、が……女の子に関して一つだけ、俺には重要な理想がある。
それは……『裸エプロンが似合う』と言う事に他ならないっ! ああ……裸エプロン……やっぱ男のロマンだよなぁ(うっとり)いつか彼女がで来たら、絶対やって貰おう! そんなある晩、たまには早く寝ようとしていた俺の部屋に、幼馴染の貴美がやっていた。
幼馴染……と言えば聞こえはいいが、たかが数ヶ月歳上なのを良い事に、まるでお姉さん気取りで口うるさいったらありゃしない。
そんな彼女は、俺が今日も委員会をサボった事を怒っている。
たまたま風邪ひいて休んだ時に勝手に決められた委員なんて、面倒くさくてやってられないぜ!が、もう一人の委員である貴美にはそんな理屈は通用せず、頑固に「委員会に出ろ!」とがなり散らす。
仕方ない……俺は貴美に出て欲しくばと条件を突きつけた。
「裸エプロン姿でおねだりしてくれたら……たわばっ!?」しかしそう言い終わる前に、貴美のしなやかなケリが俺の延髄に決まり、俺はそのままベッドに倒れ意識を失った。
……………… 翌朝。
なんでも今朝も打ち合わせがあるとかで、勝手に部屋に入ってはうるさくわめき散らす。
あまりのやかましさに不承不承ベッドから身を起こすと……そこには裸エプロン姿の貴美が居た。