学生の僕を残して、いきなり両親が失踪! しかも両親が土地、家、家財のすべてを売却していたため、僕の手元に残ったのはわずか100万円。
そこへ僕の親戚…母さんの従妹の千鳥叔母さんが「うちにいらっしゃい」と言ってくれた。
まさに願ったりかなったり! 早速居候を決め込むことに。
叔母の家は料理屋をやっている。
元々由緒正しい店らしく、叔父が若くして他界してからというもの叔母が女でひとつで支えてきたらしい。
叔母には三人の娘(僕にとって従姉妹)がいて、すこぶる美人に成長していた。
渡りに船で美少女揃い……と舞い上がっていた僕に、その夜、叔母の口からとんでもない言葉が! ……「あなたウチの娘の誰かと一緒になりなさい!」。
過去、僕の父親をめぐって恋の争奪戦を繰り広げていた母と叔母。
母に敗北した叔母はずっと母を羨んでいたという。
そして、若い頃の父に似ている僕をこの家の家族にして、お店を継がせたいらしいのだ。
従姉妹たちの同意があれば婚前交渉もOK!? なんなら子供が先でも構わない!? このとんでもない条件に僕の自制心は働くのか!?