前作までの主人公・亜利美、紀子(どんちゃん)が卒業したあとの学園で繰り広げられる真路乃のストーリー。
物語は、「さかここ」をベースとした学園の卒業式からはじまります。
この頃には、[亜利美は一重と交際するようになり進学][紀子は卒業後に進学せず結婚]というおめでたい結果は他の図書委員達にも知られていて、浮いた話で色々盛り上がり……紀子「次はまーちゃんの番だよねー」亜利美「いい人が見つかるわよ、きっと。
ボーイフレンドが出来たら教えてね」などと持ち上げられるが、「あ、アタシはそういうのはまだ早いからいーの!」とごまかしてしまう。
一方その頃……別室では紀子ファンクラブこと「どんちゃん騒ぎの会」(通称『ど』会)のメンバーが集まっていた。
紀子の卒業、さらには卒業後には結婚の準備をしている事が明らかにされ、ここで卒業とともに解散が宣言される。
さながら武装解除を告げられた敗戦軍のように、目もうつろに途方に暮れる者、慟哭して号泣する者、俺たちの青春は終わったなどと達観する者、様々な反応があるなか、二年生のとある男子だけは紀子の幸せを祈りながら、1人爽やかな表情をしていた。
それから時間が経ち、再び季節は秋へ。
真路乃は彼と出会うことなる……。