俺は黒崎誠司、隣のクラスの葉山里奈(はやま りな)は、実は俺とは幼馴染の間柄なのだが…しかし、昔のアイツはやたら成長が遅くて、中学の頃などかなりの「つるぺた」だったはずだ。
それがどうだ、ここ数ヶ月で見る見るうちに爆乳化し、すっかり女らしくなっちまった、 急に放っておけなくなるのが男のサガってもんだ。
なんとなく里奈の後をつけるうちに、なにやら怪しげな繁華街へ連れ出されてしまう。
そして、とあるビルの前で里奈は周囲を見渡すと、そそくさとビルの地下への階段を降りてゆくではないか!? 俺は彼女がビルから出て、見えなくなるのを確認すると、そのビルの地下への階段を降り始めた。
一つしかない扉には「ミルクプリンセス」という看板があり、俺は意を決して中に入ってみた。
すっかり怪しげな店と予想していたのだが…店内はまるでファンシーショップか化粧品の店の様に小綺麗で、確かに女の子ウケしそうな雰囲気だ。
無人の店内で俺が呆然としていると、まるでカジノにいるようなバニーさんがひょっこりと現れた。
そして彼女は、呆然としている俺にこう説明してくれたのだった… なんでもここ数年、女の子だけに掛かる「とある病気」が流行っているらしく、その治療法はまだ確立されていないそうだ。
その病気は主に成長期の女の子の女性ホルモンのバランスを崩してしまう様で、様々な弊害があるとの事。
生理不順やきつい生理痛といった婦人病をはじめ……なんとホルモンバランスの崩れから爆乳化&母乳が出る様になってしまうとか。
さらに、周期的に極度の欲求不満状態に陥ったり、極端に全身が感じやすくなってしまうなど、性的にも様々な問題があるらしい。
う~む、ちっとも知らなかった。
しかも、その病気に対して唯一効果があるとされている民間療法が……なんと「精液を飲むこと」だというのだ。