とある学園の2年生“染井芳雄”。
彼はバイトで生活費を稼ぎながら一人暮らしをしているが、それにはワケがあった。
芳雄の父親は今時珍しい封建的な人物で、彼の進学校は勿論、その後の就職先や住まいまで全部決めてしまおうとしていた。
そこで「自分の将来くらいは自分で切り開く!」という意思の元、コツコツと貯金と勉強に励み、なんとか隣県の進学校の特待生資格を得ると、入学と同時に家を出たのだ。
そうして1年が過ぎたある日。
母親に近況報告の電話をしていたところ、父親が割り込んできて「早く帰って来い、嫁は俺が見つけてやる」と高圧的に話してきた。
カッとなった芳雄は「僕の将来は自分で切り開く、それに僕には結婚を誓った相手が居るんだ!」と、啖呵を切ってしまう。
そうしたら、内心息子の反抗に頼もしさを感じていた父親は「アイツも言うようになった」とニコニコして「息子は将来を誓った相手を探してきた」とあちこちにふれ回ってしまった。
そのうち実家に紹介しなければならない気配が出てきて戦々恐々の日々に。
バイト先のマスター“八重”に相談したところ「なら……ウチの娘のどっちかとホントに婚約しちゃえば良いじゃない♪」と、とんでもないことに。
八重の家に下宿させられ、その二人の娘――主人公の担任でもある“さくら”と、同級生の“咲耶”と屋根の下に暮らすことに。
魅力的な先生と同級生の女の子に挟まれて、これから一体どうなるのか……!?