楽しかった、彼女達と過ごしたあの頃……両親の海外への長期出張に伴い、叔父に世話になる事になった主人公“橘裕志”。
11月の空の下、彼は叔父の勧めで北海道の片田舎に学校へ転校してきた。
自分自身を持て余し、将来の展望さえはっきりしない裕志に、北国の街は静かに彼を拒絶するかように凍てついていた。
しかし「住めば都」が世のならわしなのか……豪快な叔父と、同じく豪快な従姉“沙紀”との、慌ただしくも楽しい生活。
沙希の強引な勢いで、あっという間にできた仲間たち。
気の良い男友達の“住吉”に、沙紀の親友である女の子の“みさき”と“こずえ”と出会い、裕志は徐々に彼女達とうち解けあって行くのだった。
不思議なくらい居心地のいいこの5人は、自然と何をするにも一緒だった。
休日でも学校でも、いつものメンバーでワイワイ、ガヤガヤ……。
みさきの姉で教師の“美里”や委員会の先輩“玲”とも親しくなり、自分の居場所を見つけていく主人公。
そして、次第に芽生えていく、彼女たちとのほのかな恋心。
クリスマスやお正月、バレンタインデーと楽しいイベントの中で、主人公の心の一番近くにいるのは、はたして誰なのか……。