とある事故で意識不明の重体になった少年が、一年に及ぶ昏睡状態から目を覚ました。
しかし、彼の身体は指一本動かず、自分に関する記憶もまったくない。
そんな少年に数日後、信じられないことが起こった。
診察中の主治医が彼の身体に触れた瞬間、『彼』が『主治医』になっていた。
彼の意識が主治医の身体を乗っ取り、自由に動かしていたのだ。
少年は最初この現象に戸惑い、混乱したが、試行錯誤を繰り返しているうちに他人の身体へ『転移』し、『寄生』できる仕組みを理解していった。
そして、事故のことを思い出した少年はある決意をする。
事故の原因となった二人の少女に復讐してやる、と。
その時、憎悪と欲望が連なる、絶え間なき淫辱劇が幕を開けたのだった。