主人公は『蟲使い』の末裔で、冷たい美貌の青年、志藤 蓮(しどう れん)。
『蟲使い』とは、人に知られぬ異生物「蟲」を育成し操るという異能力を持つ一族。
かれらは古より日本の裏社会で暗躍してきた忍び集団で、蟲を使った謀略や暗殺をなど闇の仕事を稼業としてきた。
ある時を境に一族は絶えた為、蓮は現代に残る「蟲使い」直系の血を引く最後のひとりとなっている。
昼間はごく普通の学生生活を送る蓮。
だが一方で『蟲使い』を稼業として現代の闇の世界に生きる裏の顔を持っている。
そんな蓮のもとに、ある時、軍事産業に関わる大財閥の会長令嬢誘拐の仕事が持ち込まれる。
財閥会長が自分の過去と因縁の深い存在であったことから、仕事を引き受けることになる蓮。
だが、ターゲットの令嬢「神武 美弥香」は女性のみで編成された強力なシークレットガードによって警護されているという。
彼女を誘拐するためには、戦闘のエキスパートである女ガードたちをすべて倒さねばならない。
無敵の強さを誇るエリートガード集団となれば、ひとりで相手をするにはやっかいな敵だ。
任務遂行のため、蓮は相手が女性であることを徹底して利用する策を選ぶ。
女性の性的ウィークポイントを責める「蟲」を育ててガードたちに差し向け、相手を弱らせたところで一対一の戦闘に持ち込み、葬り去るのだ。
やがて、蓮はガード集団をすべて葬り去り令嬢誘拐に成功するのだったが…。