良家名門の子女が集うお嬢様学校、私立温泉学園。
初代理事長の意向により学内の随所に浴場が設置され、学生たちは文字通り『裸の付き合い』で親睦を深めていた。
しかし、最近になり学園の校訓に反する緊急事態が発生!なんと、浴場でスクール水着を着てお風呂に入る者が続出しているのである!これはまさに学園の根本を覆し、さらには美しき日本の文化と伝統を冒涜する行為である。
その首謀者は、現学生会長である桐原可憐。
彼女は1ヶ月後に開催される学生総会で、浴場でのスクール水着着用を義務づける案、即ち『水着着用案』を学園側に認めさせるべく、全校投票を行うことを公言している。
全校投票で賛成票が多数となれば、浴場で誰も全裸にならなくなってしまうのである。
この事態を重く見たのが、学園の養護教諭である西王寺由華子。
彼女は初代理事長の孫にして、その教育理念を深く信奉していたため、『水着着用案』には強く反対していた。
そんな彼女が無理矢理学園に引きずり込んだのが、主人公である。
「学生総会までに学生たちを説得し、反対票を入れさせろ」それが西王寺由華子から主人公に課せられた使命である。
主人公は新任の教師という身分ではあるが、失敗したら即刻クビ。
学園の風紀を守るため、自分の生活を守るため、そして何よりお風呂に水着で入るなどという悪しき行為を禁ずるため、主人公の説得が始まるのだ。