止められない疼きを持て余し、今日もまた新たな刺激を求めて電車に乗りこんでいく……。
ある日、バイトの帰りの満員電車で痴漢に遭った主人公。
だが痴漢の指先が生み出す、その技巧に、主人公は次第に陶酔していってしまう。
(どうして……?)(やだ……私、どうしちゃったのよ……) 自分の体の信じられない反応。
だが主人公は、痴漢の技巧に翻弄され、追い上げられ、とうとう絶頂を味わわされてしまう――。
それ以来、その痴漢のことが忘れられなくなってしまった主人公。
もう一度あの人に……触って欲しい……。
止められない欲望が、主人公の体を疼かせてしまう。
その日から、痴漢の指を求めて電車に乗り込んでいく、主人公の奇妙な生活が始まった。