ここは瀬戸内に浮かぶ小さな島……“双葉島”。
特産品のミカンと、とれたての海産物は美味しいけど、ただそれだけ。
絵にかいたような不便な僻地だ。
主人公“椎堂和哉”はこの島の学園に通う平凡な学生。
特別なことは何もない日々を送っていた。
そして9月初旬。
全国的に二学期が始まろうというこの時期に、主人公のクラスに転校生がやって来た。
彼女の名は「椎堂葵」。
主人公の従姉だ。
親類ということで彼女の面倒を見ることになった主人公。
しかし葵は頑なに島の生活を嫌い、クラスに馴染めないでいた。
それでも、主人公の幼馴染である“木之下純”や、“しのぶ”“奈美”と言った女の子達が少しづつ彼女の心を開いていく。
主人公の悪友である“伸一”や“利明”といった野郎共も、下心丸出しなれど、葵が馴染んでゆくのに一役買う。
――それからというもの、何をするにもこの7人が一緒。
一緒に遊ぶのは勿論、帰る時も学校行事でさえも、いつも一緒。
楽しい日々は続き、その中で主人公は意中の女の子と関係を深める――。