“霧生貴樹”は鷹羽宮学園の二年生。
変わってると言うほどでもないけれど、少々子供っぽくて内向的。
何かというとすぐ女談義に花を咲かせる友人達にあきれつつも、なんとか折り合いをつけて学園生活を送っている。
目下のところ、彼の頭痛の種は年の離れた従姉妹のこと。
学園の生物講師であり、生命工学の准教授でもある“綾河春生”は、やることなすこと、とにかく破天荒。
冗談か本当かわからない、きわどい暴言連発の授業で毎度生徒達を煙に巻き、日々実験台を探しては思春期の犠牲者を出しまくる、正統派(?)の厄災美人教師だ。
ある日、春生の実験にクラス委員長、“吉峰麗”と共に無理矢理つきあわされた貴樹に、驚くべき力が宿る。
人の心を自由自在に操る力。
どんな嘘でも信じ込ませ、どんな無茶でもいいなりにできる圧倒的な力。
彼は“霧生悠斗”と“ 蒼原美桜乃 ”(『操心術+(plus)』の主人公とヒロイン)の息子だったのだ!一方、時を同じくして、学園内で「フレンズ」という怪しげなサークルが流行りだす。
活動内容の詳細は不明だが、参加した者は必ず幸せになれるという。
しかも誘われるのはなぜか女生徒ばかり。
廃部寸前の新聞部を立て直した一年生“剣崎沙織里”は、持ち前のバイタリティを生かして「フレンズ」の謎に挑む。
それは沙織里が“竜尋”と“夜美果”(『操心術2』の主人公とヒロイン)の娘だという事実が導いた結果かもしれない。