逆臣の奸計で囚われの身となった王妃と王女高貴な身分のまま、娼婦として客に抱かれる日々が始まる！百年の栄華を極める緑豊かな「エストール王国」。
この国の王は不治の病に冒されて伏せっているため、王妃“カトリーヌ”が執務を代行していた。
そこへ大臣の“カザエル”がクーデターを企て、国王を幽閉、王妃と王女“レティシア”を囚われの身にした。
クーデターの成功により、カザエルが王家の母娘を粛清して統治の実権を握るのは容易だった。
だが、国民に絶大な人気を誇る二人に害を成しては、政権の存続は難しい。
カザエルは一計を案じ、国民にはクーデターがあった事実そのもを隠し、王女と王妃を「遠国への外遊」を理由に“国内にいない”と思わせた。
そして、彼女たちが何も知らされず放り込まれたのは、高級娼館「クルチザンヌ」。
ここの主人である主人公“カイン”のよって二人は、身も心も娼婦になり下がるよう徹底的に教育されることになったのだ。
カザエルは国王を人質とし、なおかつ二人を肉欲の忠実な下僕に仕立て上げ、完璧な傀儡政権を樹立しようと目論んだのだ。
同時に、この美しき娼婦たちを近隣諸国との外交の道具とできれば一石二鳥。
二人は完全な娼婦となるまで娼館を出ることを許されず、秘密裏に諸外国の王族貴族へ淫らな奉仕をさせられる……。