主人公・夢川遊斗は、中学からの腐れ縁だった天川環に自分の想いを伝えようと、公園に呼び出し告白しようした。
だが、想いを伝えることもできず、挙句は話をはぐらかして、環の前から早々に立ち去る。
その時、それは起こった。
帰宅しようと公園を出た環は車にはねられ、この世を去ってしまったのだ。
ちゃんと想いを伝えていたら……。
後悔してもしきれず、そしてもう2度と、環に想いを伝えることはできない絶望に陥る遊斗。
そんな遊斗の所に『死神』を名乗る少女が現れ、『環が成仏できないからなんとかしろ』、ととんでもないことを言ってきた。
死神の隣には、まぎれもなく環の姿が。
混乱しつつも詳しく話を聞くと、お互いの想いが呪縛になって成仏できないらしい。
このまま現世に留まり続けると悪霊になってしまい、転生ができないと言うのだ。
遊斗は考え、あることを死神に聞いた。
『環を生き返らせることはできるのか?』遊斗のその問いに、死神は一冊の本を差し出す。
その本の名前は【夢見白書】現世に留まった夢幻体(幽霊)を帰す方法、それは呪縛を解き放ち、【夢見白書】に名前を書かせることだった。
そして、現世に留まった夢幻体(幽霊)を成仏させると、この【夢見白書】が奇跡を起こすと言う。
それから遊斗は環を生き返らせるために、【夢見白書】を使い、夢幻体(幽霊)を成仏させることを決意する。