この世の中に、最も素晴らしくも面倒なモノがあるとしたら、それは「女」だろう。
親のお陰か顔の作りが良かった俺は、ガキの頃からとにかく女に不自由しなかった。
おかげでクラスの野郎共が拾ったエロ本で大騒ぎしている時も、ナマの女体を直に味わっていたし、それこそ俺の童貞は、近所のおねーさんに「お小遣い」と引き替えにアッサリと捧げられていたのだ。
それからは正に取っ替えひっかえで「ヤリ逃げ」三昧の日々。
やがて面倒になった俺はある時期から女達を遠ざけ、ストイックに生きることに決めた。
しかし、その禁欲生活が良くなかったのだろうか?元々妙にブラコン気味だった俺の姉「里穂」が、やたら世話を焼くようになったのだ。
そしてある日、半ば嫌がらせで里穂をベッドに押し倒したのだが……事もあろうに「……いいよ」とかぬかしやがった!?しかし、それが良くなかった。
里穂は俺に抱かれた後もべったりと付きまとい、姉のくせに毎晩のように抱いてくれとおねだりを繰り返した。
お陰でアッサリと親にバレた。
まぁ、それを機会に俺は家を出てひとり暮らしをすることになった訳だ。
やはり女に関わるとロクな事がない。
とはいえそこは男の本能か、女は嫌いでも「女体」は大好きな俺なのだった。
こうなれば世に言う「ヒモ」にでもなるか?そして新しい部屋での初めての朝。
目を覚ました俺が初めて目にしたモノは……俺の朝勃ちに幸せそうにしゃぶりつく、我が姉のフェ○顔だった。
「えへ、来ちゃった♪」……やはり女に関わるとロクな事がない。