■あなたが見つけてくれたあの日、恋の回路が動き出した主人公・萩原博樹は、両親の仕事の都合で一人暮らしをすることになり、アンドロイドの開発会社に勤める両親から、生活支援と試作機のテストという名目も兼ね最新式メイドロイド『アリシア』が送られた。
彼女の仕事ぶりに感謝しながらも、プログラムに従って行動するアリシアとは一定の距離を置いて暮らしていた博樹。
そんなある日の学園の帰り道、一人のはぐれアンドロイドと出会う。
彼女は子供のようにあどけなく、ほとんどの知識を持たないまっさらな状態だったが、人間のように笑い、泣き、時にはお腹を空かせたりする、博樹の見たことの無いようなタイプのアンドロイドだった。
『サラ』と名乗ったそのアンドロイドは、博樹をマスターとすること望み、その時からサラは博樹を一人の男性として認識するようになる。
アリシアもその影響を受けて今までにない感情を表すようになり……二体のアンドロイドは、それぞれに博樹を必要とし、求め始めていく。