返済しきれない借金を背負っている主人公。
ある日、彼は仕事中に怪しいクスリを見つけ、つまらない好奇心からそれを女の子に使用してしまい、それをきっかけに主人公は、ある人物に白羽の矢を立てられる。
そして本人の意思とは関係なく、TV局で働く自分の立場を利用して芸能界の女の子たちに近づき、弱みを握り、脅迫し、次々と毒牙にかけていくことを余儀なくされるのである……ただ、金と命のために。
だが、やがて彼はその生活に溺れていった──どこか奇妙な空気、まるでなにか大事なことを忘れているような、そんな薄布を隔てた違和感が、常にその身へとまとわりついてくるのを肌に感じながら……。
戻ることもできず、ただ深みへとはまっていく主人公が行き着く先は、さらなる苦しみなのか、それとも至福の人生なのか?それとも……