主人公は、由緒正しき「サプル王国」の首都で、非合法な魔法性具の路上販売などをしてきままに暮らしている貧民街育ちの青年である。
彼はサプルの王子にそっくりな顔をしており、親しい者からは「裏街道の王子(ブラック・プリンス)」などと呼ばれていた。
ある日主人公は、サプル王国と敵対している「ノルディア王国」の工作員にとつぜん拉致されてしまう。
工作員は主人公に、王子にバケて「救出作戦」を手伝うように強要する。
サプル王城には、ノルディアの王女「クリステル姫」が囚われているのだ。
王および王妃、そして本物の王子が外国に出かけたスキを突いて、主人公と工作員は、それぞれ王子と兵士に扮してサプル王城にのりこむ。
ところが本物の王子が予定外に早く帰城してしまい、もくろみの破れた工作員は主人公を置いて逃走してしまう。
ひとり残された主人公は、混乱に乗じて一世一代の弁舌を必死にふるい、本物の王子をニセモノ扱いすることに成功し、追放してしまう。
主人公は王子のふりをしたまま日々彼女たちと接し、愛と性の手管を発揮して、身持ちの堅い王女たちを陥落させていくのであった…