由緒正しき「サプル王国」の王子と瓜二つの主人公は、非合法な魔法性具を売りさばく、闇商人な顔を持つことから「裏街道の王子(ブラックプリンス)」と呼ばれていた。
ある日、「サプル王国」の敵対国「ノルディア王国」に拉致された彼は、「サプル王国」に囚われている同国王女救出するための手駒として、王子に変装させられて、王子不在の隙を狙って無理やり王室へと送り込まれた。
しかし、本物の王子が予定より早く帰国したことによって事態は急変。
そこで彼は、一世一代の弁舌を揮って、自分が本物の王子であると周囲に認めさせ、本物の王子を追放させることに成功する。
ここで隙を見て逃げ出すのが良策だが、この贅沢な暮しを手放したくない彼は、国王と王妃が帰国するまでに、三人の王女を手懐けて味方にしようと……。