記憶を失った主人公を使い手に選んだ麗しき少女の魔剣。
異形の妖が跋扈する闇との忌まわしき戦い! 新鋭ブランド“Lyric”のデビュー作は、人格を持つ対妖魔兵器たちの熾烈な戦いを描いたダークファンタジーAVG。
[ストーリー]高き刃鳴りを響かせて、刃を交わさず無拍子に毀れた刃を一閃させて、断ち切る刃は己が同胞全生活史健忘――自分が何者か分からなくなる、重度の記憶喪失。
気を失って倒れていた主人公は、この厄介な記憶障害のため自己証明の手がかりの一切を喪失し、社会生活との解離に苦しむことに。
しかし、彼を保護した女性、十河縁によって仮の名前“十河保”を与えられ、なんとか新たな人生を歩き出そうとしていた。
しかし、突如として彼の前に現れた異形のモノ達が彼を混沌の闇にひきずりこむ。
そして、異形のモノと戦う、麗しい少女。
冬空に凍てついた月光を浴びながら、彼女は主人公に求め訴える――「私を使って、アイツを斬って」。
まばゆい光輝に溶けた彼女の身体は、流麗な刀身へと変容し、保の手に収まる。
鋼の刃で斬れぬ異形の妖を斬るべく血肉を鍛えて造られた霊剣アーデルハイト――美しき魔剣の命ずるまま、闇に向かって一閃する保は、忌むべき存在との避けられぬ対峙の運命を感じるのだった!