俺は組原和哉、いたってフツーな学生だ。
今地球はとんでもない事になっている……なぜなら、200X年、人類は宇宙人に占領されてしまったかならなのだ!全世界の人類はその驚異にただただ怯え、唯一世界の警察を自称する某大国が、無謀とも思える核攻撃を行おうと決起した。
が、結果は散々なもので、宇宙人の驚異的なテクノロジーによって、全世界の武器・兵器は無力化されてしまう。
人類は、ただ絶望の一途を辿ると思われたのだが……が、人類はそのまま滅んだりはしなかった!……とはいえ、しっかり占領はされていたが。
しかし、占領したワリには俺たちの自由・自治はほとんど失われず、ただ武力のみが厳しく制限されるという状況だ。
おまけに宇宙人達の進んだテクノロジーは、医療・環境・食糧問題などを全世界規模でアッサリ解決してしまったのだ。
そのくせ報道・思想・宗教などのデリケートな問題は野放しで、武力決起さえしなければのほほんとしたものだ。
そのうえ、実際に俺たちの前に姿を現した宇宙人は、意外にも人類そっくりな姿をしていた。
※彼らが調査したところ、遺伝子も人類と99.98%同じだという。
しかも、人類と外交を行いたいと交渉を買って出た宇宙人一行は、全員とびきりの美少女揃いで……現在は彼女達の非公式なファンクラブが、世界中に溢れるような状況。
……そんな俺たち一般市民にとっては救世主とも言える宇宙人達だったが、彼らはひとつだけ有無を言わさず強要してきた事があった。
俺たち人類の思想にはノータッチだった彼ら……いや、彼女達の要求は……「女性の下半身は、マエバリ以外は認めない」……というとんでもないハナシだったのだ!?