高度に発達した自然科学により、説明される分野にまでなった「ソーサリー(魔法)」。
その奇跡のような力を行使する者たちは、二つの名称で呼ばれていた。
一つは「ソーサリー」を科学技術の助けで行使する“ソーサラー”、 そしてもう一つは、自らの力のみで奇跡のごとく行使する“魔法使い”と――。
“魔法使い”の名門・賀茂家の長男に生まれながら、全く“ソーサラー”の才能がない賀茂勇次(主人公)。
落ちこぼれの烙印を押された彼は、跡取りである義妹・六花の保護者+手伝いとして、魔法使いの名門校「試しの門学園」の入学式に付き添う羽目になったのだが……? 本作は個別ヒロインバージョン第四弾。
今回のヒロインはエリートクラス在籍の成金お嬢様・風門院薫。
彼女は、自分が優秀であることを自覚し、またプライドも高い。
不運にも落ちこぼれクラスに入ってしまった主人公の妹・賀茂六花をエリートコースから外れた“脱落者”と評しながらも、六花のその豊かな才能を意識してしまっている。
当然、本当の落ちこぼれ(?)である主人公を見下すことを忘れないが、そんな彼女にどんなアプローチをしていくかが「~風門院薫」のポイントになる。
さて、落ちこぼれの主人公は、優等生の彼女とどんなラブストーリーを描くのやら……。