椎名凛（主人公／名前設定可能）は、小柄ながらも容姿端麗で、成績優秀ならば運動神経もまずまずの優等生。
ややお人好しではあるが、性格は温厚で、基本的にイイ奴である。
そんな彼の前に、突然、サラサ・クリファドールと名乗る魔女が現われる。
彼女は、魔法界から盗み出された禁忌の魔法アイテムを回収にやってきたというのだ。
傍若無人にして唯我独尊の魔女に強制され、その魔法アイテムの回収の手伝いをさせられる凛だったが……。

魔法界アディウス魔導学院に在籍するサラサは、千年に一人といわれる天才少女。
けれど性格の悪さもまた比類なく、傲岸にして尊大、傍若無人、その素行の悪さゆえ学院史上最悪の問題児とまで囁かれていた。
ある日のこと、悪名高き女魔導士エイミィ・エミリィが学院の封印庫から禁忌の魔法アイテム‘タマヒメ’を強奪し、人間界へ逃走するという事件が発生。
事件を隠しておきたい学院は、厄介払いを兼ねてサラサに白羽の矢を立てた。
サラサの任務はタマヒメの回収、もしくは破棄。
日常に退屈しきっていたサラサはこの話を快諾し、さっそく人間界に降り立ったわけだが…。