「自分に対して全く自信が無い男」である主人公は、さらに、そんな自分を好きになってくれる女の子なんて存在するはずがない、と真面目に思っていた。
そんな彼を、好きだという女の子が現れた。
“相澤涙”という、その娘は、とても優しく、健気な性格だが、ほんの些細なことで、メソメソ泣いてしまう弱い女の子だった。
当然、捻じれて歪んだ性格の主人公は、彼女の想いを信じること出来なかった。
それでも彼女と交際することになった主人公は、涙にとても酷い仕打ちしていく。
どんなに酷い仕打ちをしても、自分のことを好きでいてくれるなら、彼女を信じられそうな気がする……、というが主人公の偽りのない正直な気持ちだった。
主人公は、ことあるごとに涙を苛め、彼女は泣いて、啼いて、それでも微笑んで主人公の傍に居ようとする。
はたして、この歪な愛の結末は……!?