将来の夢に備えて軍資金を稼ごうと、バイトに精を出す京司にとって、校則違反をしつこく指摘する氷川雫は、頭の痛い存在。
京司が密かに抱いていた目標を知り、雫は次第に態度を軟化させていく。
互いの共通点と相違点が、ふたりの距離を少しずつ近づけて、いつしか恋人のような関係に。
しかし、肉体関係を持った時から、雫は現実的な問題を強く意識するようになる。
京司との快楽に溺れる夏の盛り。
初めて知った悦楽に戸惑いながらも、『男』を含めた自分の将来を見つめようとする雫。
やがて雫は、京司に一時の別れを迫る……。