時代は遠くもなく近くも無い近未来。
日本の少子化は、更に加速をましてとどまる所を知らない。
事態を重く見た政府は、社会の管理化を徹底。
それから、暫くのときが流れる。
社会は管理される事が当然となり、人々は何の抵抗もなく受け入れるようになっていた。
少子化対策として、政府は子供達を一定の年齢に達した時点で、特別な施設に集めて教育を施す。
それは、事故や病気などでの現象の歯止めの為と、効率的に人口を増やしていく為の二重の意味を持っていた。
だがその政策が、自然の摂理を歪めた為か、人間の種としての本能を捻じ曲げてしまう。
極端に下がった男性比率。
狂った歯車はその歩みを止めることなく、とうとう1:10という比率に達してしまう。
その上、更に政府を悩ませたのは、人間にも繁殖期とも言える時期が発生してしまったことだった。
既に人口が減り少子化が進んでいる中、更に人口増加に歯止めとなってしまう状況に、政府の管理は更に徹底されていく。
性的関心が減っている若い世代に、子作りの仕組みや方法まで全て教育する、国家の存亡をかけた一大プロジェクト。
もっとも、その施設に集められる子供達には、性への無関心こそが当たり前であるのだが……。
主人公・菅井慶次(すがい けいじ)は、思春期を迎えると今まで感じたことの無い感覚(女友達にドキッとする、性器が固くなる等)を覚え不思議に思っている。
そんなある日、我慢の限界に達した慶次は自身の体調の変化を担任の桜郁恵(さくら いくえ)に相談する。
そこで改めて知らされる現在の社会の情勢と、出産の義務化。
クラスに戻り、クラスメート(男女比率のため、慶次以外全員女性)に慶次の発情を伝える郁恵。
この日から、慶次のクラスの授業は『全員妊娠』を目指す特別カリキュラムに移行した。
さっそく実演として、郁恵とSEXの実践をさせられる慶次。
そして、その後は、他のクラスメートとも。
こうして、全てのヒロイン達の破瓜を経て主人公・菅井慶次とヒロイン達の子作りの日々が始まる。