主人公はかつて、武勇のほまれ高い騎士団団長であり、救国の英雄と呼ばれるほどの男だった。
しかし、数年前に最愛の妻を病気で亡くして痛烈なショックを受け、仕事を辞めて、いまはひとりで家に引きこもっている。
彼のそんな落胆ぶりを見かねた神は、"神の子"を彼に預けることにした。
無垢であどけないその女の子を、二年の間育てて立派な女性に成長させよという。
主人公は、最初はあまり乗り気でなかったが、"神の子"の愛らしさが彼の心を動かした。
主人公は彼女に「セシル」と名をつけ、一生懸命育てることにする。
二年間で「立派な女性」になれなければ、セシルは強制的に天界に連れ戻されてしまうのだ。
はたしてセシルは期限のうちに、神様のおめがねにかなう「立派な女性」になれるのだろうか……?