ド貧乏だが勉学、運動能力に秀でた『椎堂真樹』は、日本でも有数の超名門『私立桜姫女学園』に主席で入学を果たしていた。
ところがある時、父親の作った莫大な借金が原因で、一ヶ月後に持ち家を失うことを知らされる。
――この家を守ろう。
手段なんて選んでいられない。
例え誰に迷惑をかけたとしても、後ろ指を指されようとも。
この家は、俺が守りきってみせるッ。
超名門学園――すわなちそこは、石を投げればお金持ちに当たるという特異な場所。
しかも大半が世間知らずの箱入りお嬢様――つまり、だまされやすいヤツばかり!!そうタカをくくった真樹は、早速ターゲットを求めて、学園を奔走し始める。
自分の条件に見合う相手――『逆玉の輿』に見合う相手を――。