子供みたいな容姿だけど頭がよくて頑張り屋の志村舞。
姉御肌でスポーツ万能な今川月葉。
ショタなマスクの毒舌家、村橋直樹。
そして、なんでもそこそこのいたって平凡な俺……。
その四人はガキの頃からいつも一緒で、ついに学園まで一緒という腐れ縁。
こんな関係を俺たちはちょっと自嘲気味に「幼馴染四人衆」なんて呼んでる。
俺は付き合って坂田千瑛里と別れてから、しばらく落ち込み気味だけど、こいつらは何もなかったように接してくれる。
――いつも笑っていられる最高の仲間。
ずっとこのまま……今のままでいいと思っている。
幼馴染なんて気恥ずかしい言葉だけど、俺たちにとってはかけがえのない関係だ。
だから一生こんなふうに過ごせたらいいのに……。
俺は気がついていなかった……俺たちの間で、少しずつ何かが変わり始めていたのを――。

弓道部のマネージャーである主人公は、ふとした経緯で同じ部のさやかと肉体関係を持ってしまう。
凛とした雰囲気を持ち、孤高の天才弓道選手であるさやかは、充分な才能を持ちながらその実力を完全に発揮出来ず、心の何処かに常に虚しさを覚えていた。
そんなさやかの気まぐれから始まった、主人公とのセックスフレンドの関係。
肉体の繋がりは持ちながらも、その心は未だ閉ざされたまま……。
だが主人公は、この奇妙なさやかとの関係を通じ、ミステリアスな彼女の新しい魅力に気付いていく……。

教育実習生として学校にやってきた主人公。
そこで仲良くなった教え子のはるかから、来たる運動会に向けて運動音痴を克服するための特訓のコーチを頼まれる。
ところがある日、はるかの双子の姉で活発なひかりが妹に入れ替わって特訓に参加する。
双子の姉とは気付かず、突然運動神経がよくなったことに気を良くした主人公は、ひかりにねだられてご褒美にキスをしてしまう。
やがて、真相に気付いた主人公に対し、ひかりとはるかは果敢に恋のアタックを開始。
特訓中にもかかわらず、はるかとひかりの、幼いけれども過激でエッチなおねだりに、主人公も思わず応えてしまうのだった……。

主人公の所属する水泳部に新任の強化コーチとして赴任してきたのは、子供の頃に近所に住んでいた幼馴染のお姉さんである美奈乃先生だった。
水泳選手として記録の伸びに悩み、来るべき選考会でのタイムに大きな不安を抱えていた主人公に、美奈乃は水泳のマンツーマンレッスンを施す。
だが、主人公は水着姿の美奈乃とのスキンシップに思わず欲情を昂ぶらせてしまい、レッスンは何時しか美奈乃主導による性愛の個人授業となっていった……。

東京の大学病院に勤務する新米医師“北浦 高”は、系列である「藤ノ森病院」へ赴任することになる。
これから勤める病院に胸膨らませながら訪れるが、そこは山奥の寒村にある緊急治療用の総合病院だった。
しかも、そこそこ立派な病院にも関わらず、夏には廃院が決まっているという。
残務処理を任されたとぼやく高。
恐らく今後の出世もこの病院同様期待できない……だろう。
「藤ノ森病院」の医師は、外科医で院長代理の裕子先生の一人、看護婦は婦長代理の猪苗むつみとナースの相模つかさだけという少人数。
病院として機能するのか正直なところ不安ではあったが、通院患者は村人数名、入院患者も“まゆみ”という少女一人だけ。
そんな病院を舞台に、原因不明の難病に冒されているまゆみを中心に、かなりHでちょっと寂しい物語が展開されていく……。

元不良の与瀬正輝（主人公）と、敬虔なシスター小暮なおみは、両親公認の仲の良いカップル。
しかし、些細な喧嘩から正輝はバイクで暴走し、ハンドル操作を過って事故を起こしてしまうのだった。
正輝が目を覚ますと、何故か上から自分を見下ろしているではないか。
どうやら自分は魂だけの存在となり、幽体となって彷徨っているらしい。
そこに正輝の魂を奪いに死神がやってきた。
しかし、あまりにもなおみの正輝を愛する想いが強いため魂を奪えないというのだ。
このままでは、正輝は死ねずにこの世とあの世の狭間を放浪する事になってしまい、なおみもまた息を吹き返す事のない正輝の傍らで一生過ごす事になり兼ねない。
正輝は、そうならないために、死神の力でなおみの思い出の中に入り込み、彼女と正輝の幸せな日々の記憶を汚すことで、彼女のそうした想いを断ち切ろうとするが……。

ヨーロッパで料理の修行していた安藤渡（主人公）は、両親が亡くなったことから、三年ぶりに日本へと帰ってきた。
悲しみに暮れながらも、両親が残してくれた小さな洋食屋「隠れうさぎ」の経営に乗り出す渡。
もちろん、オーナーシェフとしてだ。
修行の甲斐もあって料理の味は逸品なのだが、経営能力がまるでない渡の食堂はみるみる経営が行き詰っていく。
そうした状況を見兼ねた幼馴染の此那幡恵が手伝いにやってきた。
しかし、彼女はウェイトレスの経験はなく、あまつさえ天性のドジッ娘……。
結局、状況は変わらず、渡はガックリと肩を落とす。
そんな彼を元気付けようと、渡にキスをする恵。
すると、その翌日から店の経営が軌道に乗り出し、手応えを感じ始める渡と恵だったが……。

健太（主人公）は、道路で倒れていたところを、観光地近くのカジノ「テスタメント」のナンバーワンディーラー兼バーテンダーの黒澤瞳に助けられ、その彼女の家に居候していた。
健太には、過去の記憶が一切なく、自分の名前すら覚えていなかった。
健太という名前自体も、不便だからと瞳が付けたものだった。
彼女に世話になるようになり、その彼女の人となりに触れ、徐々に瞳に惹かれていく健太。
やがて、彼女の職場である「テスタメント」でボーイとして働き始めた健太は、職場の彼女と、自分と二人で居るときの彼女とのギャップにますます魅了されていくのだったが……。