登録日:2008-11-21 成人向けゲーム
終戦から10年を経た昭和33年の冬。 日本には特別に売春を許された地区が幾つも存在していた。 その特別地域は警察の地図に赤い線で記されていた事から、「赤線」と呼ばれ、人々の欲望と侮蔑を一手に引き受けていた。 主人公はそんな赤線のうち一つである玉柳に足を踏み入れた少年、如月真之。 国会での売春防止法制定を受け、赤線街はあと数カ月で失われる。 手がかりを失う前にと玉柳を訪れるが、母の手がかりは無く途方に暮れる。 疲れ果て倒れる真之。 そんな彼を介抱してくれたのは、不思議な落ち着きをもった空崎静枝だった。 彼女は玉柳の赤線宿「薫屋」の娼婦。 静枝はこの街で母が見つかるまで真之を保護してくれる事となった。 「薫屋」は玉柳の隅っこで客をとっている赤線宿。 そこは他の赤線宿と違い、のんびりと経営している宿だった。 あけっぴろげで、客をとること以外なにも考えてなさそうな典型的娼婦、来生千尋。 (主人公主観)静枝や千尋を尊敬している、頑張り屋さんな同い年の女の子、小此木楓香。 (主人公主観)娼婦からアガリをとるだけのダメ主人、渡会卓。 (主人公主観)そして「薫屋」に訪れる常連客。 戦後成金で金の亡者、平間直太郎。 (主人公主観)格好良くて頼りになる兄貴分。 フリーの新聞屋、方丈恭介。 (主人公主観)彼らは真之に対して時に厳しく、時に優しく、ある時はいがみ合う者同士として、ある時は傷を舐めあう仲として、赤線最後の期間を過ごしていく。 赤線街での日々繰り返される生活と人情と情事。 子供としての無力さと恋を覚え、成長をする真之。 いつしか少年の小さかった手は、大事な者を守れるほどに成長して行く。 そして、真之は母と再会する時、何を思うのか?彼の手は、いったい何を、誰を守るのか?赤線の灯が消える、昭和33年の春――運命の日は静かに迫っていた――
登録日:2008-06-20 成人向けゲーム
少年と少女。 幼なじみのふたり、どこにでもいる恋人たち。 よくあるすれ違いを繰り返す素直になれない男の子と、彼の本心を待つ女の子。 ある日、デートのすれ違いが二人の心を引き離してしまう。 「秀ちゃんにとって、わたしってなんなのかな?」いつもの別れの橋の上で少年の本心を求めた少女の言葉に、そのときの少年は返事をする事が出来なかった。 明日伝えればいい――しかし、明日などなかった。 「東京封鎖」突如独立を宣言した東京。 そんな馬鹿げた事変はしかし実際に、二人が別れた橋によって『東京』と『千葉』というふたつの場所に引き裂いてしまった。 一夜にして行われた日本政府による東京の完全封鎖。 まるで国境で引き裂かれたかのように、互いにその声すら届かなくなってしまうふたり。 止まってしまった恋。 それから二年の月日が流れた……変わりゆく風景と周囲の人々、時の流れに置いて行かれた少年は少女に言えなかった言葉を伝えに行く事を決意する。 沈黙した東京へと……引き裂かれても確かに続く恋。 あるいは、別れを乗り越えて生まれる新たな恋。 「東京封鎖」という特異な状況下、それに立ち向かう少年と少女を通して、恋、すなわち「逢いたい気持ち」を描いていく物語。
登録日:2008-06-20 成人向けゲーム
『恋愛病』それは死に至る恋の病、 それでも僕らは恋してく……原因不明の突然死で若者が死に続けている世界。 被害者達が皆恋の真っ最中だったため、突然死の原因は恋する気持ち、つまり突然死は『恋愛病』であるとの噂が若者の間で流行する。 その噂が恐くてイマイチ恋愛に踏み出せない若者の一人、主人公の直樹。 だが悪友啓太との賭けに負け、気になっているクラスメートつなみへ無理やり告白させられるが、自分を変える切欠を欲していたつなみの答えはなんとOK!そんな些細な切欠で付き合い始めた二人。 けれど、直樹の浮かれた気持ちは、つなみを置いて空回り。 二人の気持ちはどんどんすれ違っていってしまう。 そんな中つなみの親友みさきが、生きる目標を失い苦しんでいた。 寂しさのあまり主人公と成り行きで寝てしまうみさき。 恋愛の泥沼にはまってしまう直樹……その向こう側に見える『恋愛病』とは? 1 | |