～夢中で求めた快楽、その代償は無常の選択～「だから、早くこの世界とは見切りをつけて、インキュバスになった方が心の負担は少なくて済むわ。
」［ストーリー］朝倉一夜は、刀麻先輩、同級生の朝倉さん、後輩の真美ちゃんと図書委員として活動している。
刀麻の実家は古い教会で、いつものボランティアを手伝った際に、彼は「鍵」をみつけた。
大きさからして部屋の鍵というより、芸術品にも見えるそれは、封印されていた夢魔、キ・シキル・リル・ラ・ケを解き放つ道具だった。
彼女は白だけに塗りこまれた牢獄のようなところに、たった1人でずっと閉じ込められていたらしい。
解放された彼女は、長い間憬れていた闇夜の空気や人の気配を素直に存分に楽しんだ。
そして、彼女は解放してくれたお礼と一夜を見込み、彼のファーストキスを奪うことによって、自らと同じ夢魔になる契機をあたえた。
夢魔は、人の夢を食べ生きるもの。
生きていくためには、女性の精を奪わなければならない。
急遽始まる、リルとの生活。
それは、どんな彼や彼を取り巻く友人たちにどんな変化をもたらすのか・・・？