主人公は財閥の会長だが、原因不明の病魔に冒されており、扶桑の森の清澄な空気の中でしか生きていけない。
しかし、その森は人々の生き血を啜る樹木姫の伝説が息づく場所でもあった。
そして台風により外界と隔絶された森の中で主人公は謎の暗殺者に命を狙われる。
姿のみえない暗殺者に立ち向かう主人公たち、その背後には樹木姫の影が･･･。

誰彼となく幸せそうに微笑んでいる，友人の結婚式…． 誰もが二人の幸せを信じて疑わないはずのイベントが悲劇の幕開けとなった． 何者かの殺意が淳也を取り巻く人々を襲う． 忘れたはずの過去が淳也を事件の解決へと駆り立てる． 始まりは，花嫁に対する軽い傷害事件だった． だが，それはやがて始まる凶悪な連続殺人への序章に過ぎなかった． 次々に起こる殺人事件．事件の結末は，主人公の行動にかかって来る． 肉体派の彼女なつみと共に，事件の真相を解明していく．