人間になりたい座敷わらしの話。
座敷わらし達は人間に見えないだけで、この世のいたる所にいて日々、人達に幸せを与え続けている。
座敷わらし達には、死神という長年の間対立し、人間達の為に戦ってきた敵が存在し、現代でもその戦いは続いている。
座敷わらしが人間になれる方法は、この世に一人だけいる自分を見て触れることができる、人間を見つけセックスをすると人間になることができる。
そんな言い伝えを聞き、ずっとその人間を探し続けている独りの座敷わらし。
座敷ワラシを見られる女の子との出会いから物語が始まり、一つの事件を絡めながら座敷ワラシと人間の心の交流を描き出します。

鄙びた温泉街にある湯煙学園。
校内に温泉があるという、ちょっと変わった学校だ。
主人公の「虹川捻（にじかわねじ）」は、その湯煙学園の男子寮に住んでいる学生だ。
少しネクラでマニアな彼は、大のオカルトマニア。
学園でもオカルト研究部の部長を務めている。
でも、誰も彼のマニアな性格に付いてこれなかったのか、たった一人の部員でもあるのだが。
ある日、何故か彼のもとにネジレ調査機関の女捜査官である夕鶴がやって来る。
そして、学園内で起きているネジレの調査協力を頼まれるのだ。
ただし期限は約1ヶ月。
期限が過ぎたら「ネジレ」に関する人間を全て殺すと言うのだ。
しかし超常現象マニアの主人公は、これを喜んで引き受けたのだ。
そして学園の男子寮で、夕鶴とこっそり、ちょっとおかしな同居生活を始めることになる…。